午後3時のチェックインから始まる24時間。ここでは分刻みのスケジュールなど野暮というものだ。到着後、まずはラウンジで淹れたてのハーブティーを飲みながら呼吸を整える。夕刻には立ち湯で夕暮れ時のグラデーションを眺め、夜は静寂の中で滋味豊かなディナーに舌鼓を打つ。
夜が深まると、館内は更なる静寂に包まれる。澄んだ空気の中、テラスに出れば満天の星空が広がる。翌朝は少し早起きをして、薄川沿いの散策路を歩いてみるのもいい。朝露に濡れた葉が光を反射し、小鳥たちのさえずりが森に響き渡る。朝風呂で目覚めた後は、ゆっくりと時間をかけていただく朝食。チェックアウトの正午を迎える頃には、訪れた時の疲弊した表情は消え去り、身体の内側から溢れ出るようなエネルギーと穏やかな笑顔を取り戻しているはずだ。