現在シール売り場で最も熱い視線を集めているのは、ぷっくりとした厚みと透明感が特徴的なボンボンドロップシールや、ぷにぷにした感触のウォーターシール、タイルシールといった立体系アイテムです。ファンシー文具メーカーのクーリアやカミオジャパンが手掛ける新作や復刻版は、発売日に即日完売する店舗が相次いでいます。
この需要を牽引しているのが、かつて1990年代後半から2000年代初頭に小中学生時代を過ごした20代後半から40代の女性たちによる平成レトロシール人気です。幼少期にお小遣いを握りしめてファンシーショップへ通った世代が、大人になって自由になる可処分所得を使い、「あの頃欲しくても買えなかった憧れのシール」を買い戻す動きが活発化しています。
「仕事のストレスで疲れた夜、お気に入りのリフィルを開いてキラキラしたシールを眺めるだけで心が整う」――SNS上には、自著やブログでそうした手記を残す大人の女性が急増しています。シール帳ブームの行方は、子ども同士の遊び道具から、システム手帳やルーズリーフバインダーに整然とアーカイブする大人のシールコレクションへと昇華しました。
さらに、韓国ステッカー最新トレンドの進化も見逃せません。以前のカラフルでPOPなスタイルから、くすみカラーやマットな質感、繊細な植物画、洋書風のタイポグラフィなど、洗練された「インテリアに馴染むデザイン」へと成熟。日記やジャーナリング(書く瞑想)の装飾ツールとして、日々のセルフケアに欠かせない相棒として定着しています。