「今この瞬間に鼻を通したい」という緊急時に威力を発揮するのが、身体の反射機能を利用した道具なしの鼻づまり解消法です。中でも手軽で高い即効性が実証されているのが、ペットボトルを脇に挟む方法です。
やり方は極めてシンプルで、500mlのペットボトル(または丸めたタオルや握り拳)を「詰まっている側と反対の脇の下」に挟み、20〜30秒ほど圧迫するだけです。なぜこれだけで鼻が通るのかというと、脇の下を通る「交感神経」が側胸部への圧迫刺激を受けることで、反対側の鼻粘膜の血管を収縮させる自律神経反射(側胸部圧迫反射)が引き起こされるためです。充血して膨らんでいた下鼻甲介の粘膜が一気に引き締まり、即座に気道が開きます。
もう一つの強力な即効アクションが、一時的な低酸素状態を利用した息止めストレッチです。息を吐ききった状態で鼻をつまみ、首をゆっくり上下に振りながら限界に近いところまで息を止めます。息苦しさを感じて手を離し、静かに鼻から息を吸い込むと、脳が「酸素を取り込まなければならない」と緊急判断を下し、交感神経が一気に優位になって鼻粘膜の血管が収縮します。いずれも数分から数十分の一時的な効果ですが、会議直前や就寝前の導入として大きな助けになります。