田中の存在を語る上で欠かせないのが、超高校級の王女であるソニア・ネヴァーマインドとの関係性です。オカルトやダークカルチャーに造詣が深いソニアは、田中の難解な中二病トークを唯一自然に理解し、対等に言葉を交わすことができる得難い理解者でした。
第4章の裁判終盤、クロと確定した田中を庇おうと必死に取り乱すソニアに対し、田中は静かに、しかし力強い言葉を投げかけます。
「生きることを諦めるな。前を向いて足掻いてみせろ」
自分を犠牲者として美化されることを断固として拒絶し、生き残る仲間たちへ「何があっても生にしがみつけ」と強烈なエールを遺した彼のセリフは、絶望に沈みかけていた一同を再び奮い立たせる原動力となりました。ソニアの中に宿った彼の誇りは、その後の物語を前に進める大きな光となったのです。