時代を巻き込んだムーブメントの渦中で、ふたりの運命は交差した。テレビ東京系列の伝説的番組『ASAYAN』から誕生したモーニング娘。は、またたく間に平成の音楽シーンを席巻。ミリオンセラーを連発するメガヒットを記録し、J-POPの新しい黄金期を作り上げた。その中心人物として眩いスポットライトを浴びていたのが石黒彩だった。
同時期、日本のJ-ROCK界の頂点に君臨していたのがLUNA SEAだ。真矢が叩き出す劇的でパワフルなドラムサウンドは、バンドの強烈な世界観を足元から支え、後発のアーティストたちに多大な影響を与え続けていた。ポップスとロック、まったく異なる領域でカリスマ的な人気を誇っていたふたりを引き寄せたのは、共通の知人を介した偶然の集まりだったという。互いに過密なスケジュールをこなす中で育まれた恋は、当時の報道陣を驚かせた。