映画『シックス・センス』における最大のネタバレであり、世界中の観客を震撼させた核心は、ブルース・ウィリス演じる小児精神科医マルコム・クロウ自身がすでに死亡していたという事実です。
物語の冒頭、マルコムは自宅に侵入してきた元患者の青年ビンセント・グレイから銃撃を受けます。その後、場面は「翌年の秋」へと切り替わり、マルコムは何事もなかったかのように新たな患者である少年コール(ハーレイ・ジョエル・オスメント)の治療にあたります。観客はこの転換によって「マルコムは一命を取り留めた」と完全に思い込まされますが、実際には冒頭の銃撃の夜にマルコムは息絶えていたのです。
マルコムはずっと成仏できない霊として現世を彷徨っており、彼を認識し会話を交わすことができていたのは、「死者が見える」第六感(シックス・センス)を持ったコールただ一人でした。