日本の期待を一身に背負う角田裕毅の攻勢からも目が離せない。今回のセッションで見せた鬼気迫るオーバーテイクは、パドックのジャーナリストたちを大いに唸らせた。タイヤマネジメントを巧みにこなしつつ、隙を見逃さずインを刺すアグレッシブな走りは、トップドライバーとしての風格すら漂わせる。
幾度もの試練を乗り越え、メンタル面でも飛躍的な成長を遂げた角田。無線での冷静なフィードバックと、極限下での確実なマシンコントロール。彼が刻む一周ごとのラップタイムは、世界のトップ層と互角に渡り合えるポテンシャルを証明している。