Q1:下まぶたの裏に白いできものがありますが、放置しても自然に治りますか?
A1:下まぶたの裏側(結膜面)に見える白い粒は「結膜結石」や「マイボーム腺梗塞・霰粒腫」の可能性が高いです。これらは自然に吸収されることもありますが、石のように硬くなって結膜から突き出ると、瞬きのたびに角膜を傷つける危険があります。ゴロゴロする異物感がある場合は放置せず、眼科で点眼麻酔のうえ除去してもらってください。
Q2:稗粒腫は市販の塗り薬やニキビ薬で治せますか?
A2:治せません。ニキビは毛穴の炎症ですが、稗粒腫は角質が袋状に閉じ込められた良性腫瘍の一種です。抗炎症薬や殺菌薬を塗っても袋の中身は排出されません。皮膚科で針を使って小さな排出口を作り、専用器具で中身を圧出するのが唯一確実な治療法です。
Q3:マイボーム腺の詰まりはお風呂で温めるだけでも効果がありますか?
A3:一定の効果があります。湯船に浸かりながら温かいシャワーを目元に当てたり、濡れタオルを目に乗せて温めることで油分が溶けやすくなります。ただし、すでに完全に石灰化・固形化した梗塞は温罨法だけでは取れないため、眼科でのピンセット処置(圧出除去)が必要になります。
Q4:ものもらい(麦粒腫)と霰粒腫の見分け方は痛みの有無だけですか?
A4:主な鑑別点は痛みと炎症のスピードです。麦粒腫は細菌感染による急性の赤み・ズキズキとした強い痛みを伴い、数日で化膿します。霰粒腫はマイボーム腺の慢性的な詰まりによるもので、原則として強い痛みはなく、まぶたの中にグリグリとした硬いしこりが数週間〜数ヶ月単位で残ります。ただし、霰粒腫に細菌感染が合併すると(化膿性霰粒腫)、麦粒腫と同様に痛むことがあります。