現在地周辺で美味しいカレーを探す際、まず整理すべきは「自分が今どんな味わいを求めているか」というジャンルの切り分けです。日本国内で独自の進化を遂げたカレー文化は、大きく分けて3つの潮流に分類されます。
第1の潮流は、じっくり炒めた玉ねぎと牛肉のフォンドボーをベースに、小麦粉とバターのルウで深いコクを引き出した欧風カレーの有名店です。神保町や銀座などの老舗が牽引してきたこのスタイルは、舌触りの滑らかさと重厚な旨味が特徴で、一口ごとの満足度が極めて高い仕立てになっています。日本のカレー名店おすすめとして語られる名門の多くはこの系譜に属し、濃厚なコクと上品な甘み、後から追いかけてくるスパイスの余韻が計算し尽くされています。
第2の潮流は、小麦粉を極力使わず、カルダモンやクミン、コリアンダーなどの芳香を前面に出したスパイスカレー近くの穴場に見られる新興勢力です。大阪を発祥とするこの潮流は全国に定着し、出汁(和出汁・鶏ガラスープ)とスパイスの掛け合わせによって、重たさを感じさせずにサラリと食べ切れる軽快さを提供しています。
そして第3が、サラリーマンや学生の胃袋を掴んで離さないカツカレー美味しい店近くの専門店群です。ここでは主役であるカツの揚げ加減、豚肉の脂の甘み、それに負けない少し粘度が高めのルーのバランスが勝負を決します。単なるトッピングではなく、スプーンの上で米・ルー・衣・肉が完全に調和する設計こそが、日本式カレーライス人気の理由の核心と言えます。