華やかなスポットライトが当たる名門ですが、その舞台裏にある練習環境と学生たちの素顔は極めてストイックです。かつて同部を支えた名選手たちの自著やOBへの取材によると、中央大学の体育館には「自ら考えて行動しない者は淘汰される」という厳しいプロフェッショナリズムが根付いています。
関係者の証言によると、指導陣が上意下達で細かな指示を与える昭和的な管理型指導はとうに過去のものとなり、現在は選手主導のミーティングが日常化しています。試合後には学生アナリストが作成したスコアシートを選手自らがタブレットで確認し、トスの配球やブロックコースの微修正をディスカッションする光景が当たり前となっています。
「中央のユニフォームを着る以上、周囲から注目される重圧は常にあります。しかし、一番求められるのは『バレーボール選手として自立しているか』という問いです」――これは近年Vリーグや代表へ巣立ったある卒業生が手記で語ったリアルな実感です。自由度の高い環境だからこそ、自律できない選手はコートに立てないという厳格な競争原理が機能しています。