自宅で焼き鳥を仕込む際、最大の障壁となるのが「煙」と「肉のベタつき」だ。しかし、ちょっとした物理的な工夫を加えるだけで、部屋を煙だらけにすることなく炭火焼き級のパリッとした仕上がりに到達できる。
まず秘密兵器となるのが、アルミホイルを使った波型構造だ。ホットプレートの上に蛇腹状に折ったホイルを敷く。これによって余分な鶏脂が下に落ち、脂が直接プレートに触れて発生する油煙を劇的に低減できる。温度設定は200度前後をキープするのが鉄則だ。高すぎる熱は脂を急速に酸化させ、部屋に頑固な匂いを残す原因になる。
さらに、鶏皮やねぎまの表面をカリッと仕上げるには、焼く前の「水分オフ」が欠かせない。キッチンペーパーで鶏肉の表面水分を完璧に拭き取り、ごく薄く片栗粉を振りかける。皮目を下にして動かさず4分。仕上げに日本酒をスプレーボトルで軽く吹きかけ、フタをして45秒蒸らせば、外は香ばしく中はふっくらジューシーな本格味が完成する。