本作『残響の庭』は、人里離れた山奥で暮らす伝説の老陶芸家・源造(仲代)と、彼のもとに突然現れた謎の男・修二(滝藤)の愛憎劇である。源造は自らの技術を誰にも伝承せず、一代で終わらせるつもりだった。しかし、修二の異様なまでの情熱と、どこか壊れた精神性に惹かれ、奇妙な共同生活が始まる。
物語が進むにつれ、修二の隠された過去と、源造がかつて犯した罪が明らかになっていく。単なる師弟関係は、やがて互いのプライドと存在意義をかけた精神的な殺し合いへと変貌を遂げる。静寂な工房の中で交わされる鋭い視線と、火花を散らすようなセリフの応酬は、観る者の心拍数を跳ね上げるに違いない。