Web検索で「高速 丸亀」と打ち込むユーザーが直面する最大の誤解が、「丸亀市には高速道路自体が通っていないのではないか」という極論です。前述の通り、高松自動車道は丸亀市の南西部(飯山町・綾歌町エリア)を確実に通過しています。単に出入口となるランプが市域内に設けられていないだけであり、道路インフラそのものが市から隔絶されているわけではありません。
もう一つの深刻な誤解が、「坂出北ICで降りれば丸亀市街により近いのではないか」という思い込みです。瀬戸中央自動車道にある「坂出北IC」は、本州(岡山)方面に対してのみ出入りが可能な「ハーフインターチェンジ」となっています。つまり、四国島内の高松や徳島、愛媛方面から走行してきた車は、坂出北ICで降りることが構造上不可能です。
さらに、本州方面から坂出北ICで降りたとしても、その先は坂出港を取り囲む重化学工業地帯の臨港道路となっており、大型トレーラーの往来が多く夜間は視認性も低下します。観光やビジネスで丸亀市街を目指すのであれば、ハーフICの変則的な構造に惑わされず、手前の「坂出IC」まで本線を進んでから国道11号経由で進入するのが、安全性・所要時間の両面において最も確実な正攻法です。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
物流と交通の最適化が進む2026年において、どのような旅行者がマイカー高速利用を選ぶべきで、どのような層が高速バスや他の公共交通機関へ舵を切るべきなのか。時間・コスト・認知疲労のバランスから導き出した判断基準は以下の通りです。
▼マイカー(坂出・善通寺IC経由)を選択すべき人
・家族連れや友人同士など、3名以上のグループで移動する(トータル交通費の大幅圧縮が可能)。
・丸亀市街地だけでなく、綾川や三豊など公共交通の便が薄い讃岐うどんの名店を複数軒ハシゴしたい。
・荷物が多く、現地の滞在スケジュールを分単位で自由に調整したい。
▼高速バス(丸亀駅直行便)を選択すべき人
・1人旅の観光客、または丸亀駅周辺の拠点企業へ出張するビジネスパーソン。
・長距離運転による事故リスクや、瀬戸大橋の強風運転に対する精神的ストレスを排除したい。
・移動時間を睡眠、読書、スマートフォンの操作など完全なプライベート時間に充当したい。
▼鉄道(新幹線+快速マリンライナー等)への切り替えを慎重に検討すべき人
・台風接近時や極端な強風注意報が発令されている日程で、絶対に遅延できない確定スケジュール(冠婚葬祭、厳格な商談など)がある場合。道路交通と異なり、鉄道の方が早期に徐行運転での運行維持を試みるケースがあるため、リスクヘッジとして優先度が高まります。