今大会最大のサプライズと言わしめたのが、宮澤ひなたの爆発的な活躍だ。電光石火の裏抜けと冷徹なまでのシュート精度で5ゴールを叩き出し、1991年の澤穂希以来となる日本人史上2人目のW杯得点王(ゴールデンブーツ)を獲得。世界中にその名をとどろかせた。
チームを率いた池田太監督の戦術眼も冴え渡った。相手のスタイルに応じてシステムを柔軟に変化させ、特にスペイン戦で見せた高速カウンターは「完璧な戦術的勝利」と絶賛された。敗退の瞬間には涙を呑んだものの、世界最高峰の舞台で示した走力と連動性は、日本の女子サッカーが世界のトップ前線で十分に戦えることを証明してみせた。