核家族化や単身世帯の増加に伴い、現在のスーパーでは大玉丸ごとよりも、1/6や1/8に切り分けられたカットスイカの需要が圧倒的です。カットスイカの最大のメリットは、内部の断面を直接肉眼で確認できる点にあります。ここで見るべきは果肉の繊維と種のコンディションです。
カットスイカの美味しい見分け方において、まず避けるべきは「パックの底に赤い果汁(ドリップ)が溜まっているもの」です。ドリップが流出している個体は、切断されてから時間が経過しているか、果肉の組織が弱ってシャリ感が失われている証拠です。果肉の表面がみずみずしく、かつドリップが最小限に抑えられているパックが最も新鮮です。
次に、スイカの種と果肉の美味しいサインに目を向けます。良質なスイカの種は、しっかりとした黒褐色または濃い茶色をしています。もし白い未成熟な種ばかりが目立つ場合、果実全体が糖分を蓄える前に収穫された可能性が高くなります。また、種が果肉から自然とポロポロ脱落しているものは過熟のサインです。
さらに、果肉の断面に注目してください。果肉の色が全体に均一で、中央部に繊維のほつれや網目状の裂け目がないものが上質です。中心にわずかな隙間がある程度なら問題ありませんが、大きな亀裂が走っているものは繊維が硬く、周囲の糖度が落ちている場合があります。果肉の赤色が濃く、種の周りの果肉が崩れていないものを選び出してください。