東京湾臨海部で羽田空港を望むスポットとして、常に比較対象に挙げられるのが隣接する島にある「城南島海浜公園」です。両者は同じ大田区のウォーターフロントにありながら、公園の性格と整備方針において明確な棲み分けがなされています。
城南島海浜公園との違い比較を行う上で決定的な要素は、「砂浜・キャンプ場の有無」と「飛行機が見える角度」の二点です。城南島海浜公園は人工砂浜(つばさ浜)、区画整備されたオートキャンプ場、ドッグラン、スケートボードパークを併設しており、総合的なアウトドアレジャー施設としての色彩が濃厚です。航空機の進入角も頭上直下を通過するダイナミックなアングルとなり、家族連れで賑わう特徴があります。
対する京浜島つばさ公園は、海岸線に沿って約1.1キロメートルにわたり細長く伸びる遊歩道と芝生帯で構成された静謐な空間です。人工ビーチや遊具は一切設置されておらず、視界を遮る構造物がないままB滑走路を真横から見渡せるため、スポッター(機体識別記録愛好家)やじっくり構図を作り込みたいカメラマンに強く好まれています。また、後述するように予約なしで気軽にバーベキューができる自由度の高さも、京浜島ならではの際立ったアドバンテージです。