『ブルースカイ ブルー』の魅力を語る上で避けて通れないのが、西城秀樹 ブルースカイブルー 歌詞の意味をめぐる深い文学性です。爽やかで開放的な曲名を一見すると、夏の高原や海岸線を想起させる青春ソングのように思われがちですが、紡がれている言葉の実態は極めて陰影に満ちた「破滅的な道行きの終焉」を描いています。
ブルースカイブルー 阿久悠 作詞によって生み出された世界観の真髄は、「愛してはならない人を愛してしまった罪の意識」と「引き裂かれる哀しみ」にあります。歌詞中に登場する「街の灯が ゆれるように」「許されない愛」という示唆的なフレーズが物語る通り、主人公たちが身を焦がしたのは、世間の倫理に反する不倫関係、あるいは周囲から祝福されない禁忌の恋でした。阿久悠氏の生前の回想や手記によると、青春の熱狂を歌うことが多かった秀樹さんに対し、「男の哀愁や罪を背負った大人のドラマを歌わせたい」という確固たる狙いがあったと伝えられています。
この重厚な詞世界に極上のドラマ性を吹き込んだのが、ブルースカイブルー 作曲 水谷公生氏の切なくも壮大なメロディラインと、萩田光雄氏による重層的なオーケストレーションです。1978年8月25日にリリースされたブルースカイブルー 発売年と経緯を振り返ると、当時の秀樹さんはシングル26作目を迎えた23歳。若きボーカリストが、一切の小細工なしに「青空よ 答えておくれ」と絶唱する姿は、罪を抱えながらも愛を全うしようとした人間の魂の叫びそのものでした。主人公の過酷な運命とは対照的に、どこまでも澄み渡り沈黙を貫く「青空(ブルー スカイ)」の無慈悲な対比こそが、聴き手の胸を締め付ける最大の理由です。