「認知症の方とのコミュニケーションは、正解がないからこそ奥が深い」。そう語るのは、勤務5年目を迎える中堅介護職員です。時には意思疎通がうまくいわず、自分の無力さに落ち込む日もあります。それでも、ふとした瞬間に見せてくれる入居者の穏やかな笑顔や、「ありがとう」の一言が、明日への原動力になると言います。
介護職の社会的地位の向上や処遇改善は進みつつあるものの、他業界との人材獲得競争は依然として激しい状況です。だからこそ、現場の声を丁寧に拾い上げ、働きやすい職場環境を整えることが、結果として入居者への質の高いサービスにつながるのだという共通認識が、組織全体で共有されています。