朝乃山の不祥事と嘘の真相|大関陥落から復帰までの全軌跡

朝乃山の不祥事と嘘の真相|大関陥落から復帰までの全軌跡

朝乃山の不祥事と嘘の真相|大関陥落から復帰までの全軌跡を詳しくリサーチ! 読者が気になる 重要ポイントを分かりやすく展開します。

事の発端は、2021年5月場所中に週刊誌『週刊文春』が報じたスクープ記事でした。当時、大相撲界は新型コロナウイルスの集団感染を防ぐため、全協会員に対して不要不急の外出禁止や夜間の飲食店利用制限など、極めて厳格な感染防止ガイドラインを課していました。しかし、朝乃山は場所前や場所中にかけて東京都内の接待を伴う飲食店(キャバクラ)へ複数回にわたり通っていた事実が白日の下に晒されたのです。

日本相撲協会のコンプライアンス委員会による調査に対し、朝乃山は当初「そのような事実はない」と疑惑を全面否定。同行していたとされる知人記者らと口裏を合わせ、師匠である高砂親方(元関脇・朝赤龍)に対しても虚偽の報告を重ねました。しかし、詳細な証拠を突きつけられたことで言い逃れができなくなり、最終的に事実関係を認めて謝罪に至ります。

2021年6月11日に開かれた日本相撲協会の臨時理事会において、下された処分は以下の通り極めて厳しいものでした。

  • 朝乃山に対する処分:本場所への6場所連続出場停止(2021年7月場所〜2022年5月場所)、および6カ月間の報酬減額50%
  • 師匠・高砂親方に対する処分:監督責任を問い、指導普及部への異動および3カ月間の報酬減額20%

相撲協会がこれほど重い処分を下した最大の理由は、単なる外出制限違反にとどまらず、協会の聞き取りに対して組織を欺こうとした悪質な虚偽申告にありました。当時、先代高砂親方(元大関・朝潮)も同席していたことが判明し、角界全体のガバナンスが根本から問われる事態へと発展したのです。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。