木兎光太郎の言葉には、計算された打算がなく、ストレートに人の心を揺さぶる力があります。特に多くの読者・視聴者の人生観に影響を与えたのが、夏合宿で月島蛍に語りかけた「エースの心得」と「バレーにハマる瞬間」についての対話です。
「もしもその瞬間が来たら、それが、お前がバレーにハマる瞬間だ」
努力が報われないことや才能の限界を恐れて斜に構えていた月島に対し、木兎が投げかけたこの言葉は、烏野高校が白鳥沢学園を撃破する歴史的瞬間へと直結しました。また、春高で見せた「エースの心得Tシャツ」の文言(背中で語るべし、どんなトスでも打ち切るべし等)を自ら体現する姿は、アニメ版(声優:木村良平)の圧倒的な熱量と迫真の演技によって、視聴者の胸を熱く焦がしました。
声優の木村良平氏は、インタビュー等でも木兎の「底抜けの明るさと勝負師としての鋭さ」の二面性を絶妙な声色で表現したと語っており、アニメ第2期・第3期、そして全国大会編におけるシャウトはファン必見の名シーンとして語り継がれています。