草刈機のエンジンがかからない?プロが明かす原因と一発始動の対処法の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。
草刈機が動かなくなる背景には、燃料系統、点火系統、吸排気系統、エンジン本体の焼き付きなど多岐にわたる要因が潜んでいます。自身の機体に起きている症状を照らし合わせ、適切な処置を見極めるための基準をまとめました。
トラブル症状主な発生原因・チェック箇所一般的な修理費用・部品相場編集部の見解・対処難易度リコイルは引けるが初爆がないプラグのかぶり、燃料劣化、スイッチOFF0円〜約500円(プラグ交換時)【難易度:低】清掃や燃料入れ替えで自力解決できる確率が極めて高い。燃料が吸い上がらないプライマリーポンプの破損、燃料ホース亀裂部品代:300円〜1,500円 / 工賃:約3,000円【難易度:中】ゴム部品の経年劣化。通販でパーツ調達しDIY交換可能。数ヶ月ぶりに動かそうとして不動混合ガソリン劣化、キャブレターの詰まり清掃工賃:4,000円〜7,000円 / キャブ交換:約1.2万円【難易度:中〜高】キャブクリーナーによる分解清掃が必要。スターター紐が重くて引けないエンジン焼き付き、スターター内部の噛み込みピストン交換:2.5万円〜4万円(全損級)【難易度:不能】オイルなしガソリン給油による焼き付き時は買い替え推奨。始動するがアクセル吹かすと止まるダイヤフラム硬化、エアクリーナー目詰まりダイヤフラムキット:1,000円 / 工賃:約5,000円【難易度:中】ダイヤフラムの脈動不良。消耗品一式のリフレッシュで改善。
長期保管明けのトラブルで特に目立つのが、混合ガソリン劣化と燃料抜き替えを怠ったことによる固着です。2サイクルエンジンの混合ガソリンは酸化スピードが速く、常温で3ヶ月も放置すると粘り気のあるワニス(ガム質)へと変質します。これが内部の微細な燃料通路(ジェット)を塞ぐため、キャブレターの詰まりと分解掃除を余儀なくされます。
また、半透明のドーム型をしたプライマリーポンプの破損・交換も頻発するトラブルです。紫外線や燃料によってゴムが硬化し、爪で押した瞬間に割れて空気を吸い込むと、キャブレターまで燃料が到達しません。ネット通販で数百円から手に入るため、亀裂が見られたら即座に交換すべき消耗品です。