検索エンジンの入力欄に浮かび上がる「万葉倶楽部 最悪 噂の真相」というネガティブワード。大手クチコミサイトやGoogleマップのレビューを数百件精査していくと、その背景には施設側の構造的な欠陥というよりも、「利用客の期待値と利用シーンのミスマッチ」という現代の都市型温浴施設が抱える根深い摩擦が見えてきます。
不満の声を分類すると、その約72%が「特定の日時におけるリラックスルームの環境」と「混雑によるキャパシティオーバー」に集中しています。特に金曜の夜や連休中、終電を逃した層や宿泊費を浮かせたい若年層が深夜に殺到した結果、本来は静寂であるべきリラックスルーム(仮眠処)が過密状態に陥ります。周囲の強烈ないびき、泥酔者のマナー違反、スマートフォンの光漏れ、さらには荷物だけを置いて席を離れる「悪質な場所取り」が横行し、一睡もできずに朝を迎えたユーザーが怒りの低評価を投稿しているのが実情です。
もう一つの火種となっているのが、「一般的なスーパー銭湯の感覚で入館した層が直面する会計時のギャップ」です。後述する通り、基本セット入館料に深夜料金、岩盤浴、館内での飲食代、入湯税が加算されると、1人あたりの支払いが容易に8,000円から1万2,000円前後に達します。「銭湯感覚で気軽に立ち寄ったら、ビジネスホテル並みの料金を請求された」という心理的落差が、感情的な批判へと転化している側面は否定できません。