ド派手にカスタムされたプリウスを見る際、多くの人が抱くのが「この状態で車検に通るのか」という疑問です。道路運送車両法には厳格な保安基準が定められており、一線を越えた改造は違法改造車として取り締まりの対象となります。
特にトラブルが多いのがプリウスのスモークフィルムの違法性に関する問題です。リアガラスへの施工は濃度の制限がありませんが、フロントガラスおよび運転席・助手席のサイドガラスは、フィルム施工後の状態で「可視光線透過率70%以上」を確保しなければ保安基準不適合となります。車内が完全に見えないフルスモーク仕様や、着色フィルムで透過率が基準値を下回っている場合は即座に車検不合格となり、警察による街頭検査でも整備命令が交付されます。
また、プリウスのカスタムにおける車検基準として、車体最低地上高の「9cm以上確保(ホイールベースやマフラー突起物を含む)」は絶対条件です。排気騒音についても近接排気騒音の規制値(平成10年騒音規制以降の車両では原則96dB以下など、年式により規定)を超えるマフラーや、触媒ストレート加工は公道走行不可となります。正規ディーラーでは、不正改造車の入庫を全面的に拒否する厳罰姿勢が徹底されています。