虎杖悠仁や伏黒恵たちは、津美紀を死滅回游のデスゲームから離脱させるため、膨大な100ポイントを集めて「プレイヤーの結界(コロニー)脱出を可能にするルール」を追加しようと奔走しました。合流に成功した津美紀がポイントを譲り受け、安全に離脱を宣言するかに見えた瞬間、物語は最悪の裏切りを迎えます。
津美紀の肉体から発せられたのは、恵たちが意図した離脱ルールではなく「結界の出入りを自由にする」という敵対ルールでした。彼女の肉体を支配していたのは、千年前の平安時代から受肉した呪術師「万(よろず)」だったのです。
万は、自身の呪力を物質へと変換・具現化する強力無比な「構築術式」の使い手であり、液体金属や完全な球体、昆虫を模した外骨格アーマーなどを自在に生み出す歴戦の猛者でした。彼女は生前から両面宿儺に対して異常な執着と狂信的な愛情を抱いており、現代に蘇った目的も「宿儺を自らの手で殺し、孤独な宿儺に愛を教えること」にありました。