富士山における男性最高齢登頂の記録保持者として歴史に名を刻んでいるのが、福島県出身の五十嵐健三(いがらし・けんぞう)氏です。五十嵐氏は2008年7月、当時99歳3ヶ月という驚くべき年齢で富士山頂の土を踏みました。
一般的に、標高3,000メートルを超える高山では気圧低下に伴う高山病のリスクが急増し、心肺機能への負荷は平地とは比較になりません。五十嵐氏の挑戦は単なる記念受験のようなものではなく、50代から山歩きを始め、90歳を超えてからも継続的に富士登山に挑み続けてきた積み重ねの結果でした。99歳での登頂成功が報じられると、大手メディアが一斉にトップニュースとして取り上げ、日本のみならず海外のアウトドアコミュニティからも驚嘆の声が寄せられました。