そもそも、物理的に市役所へ行く必要性そのものが急速に薄れつつある。その核となるインフラが、マイナポータルと住民基本台帳ネットワークシステムを連動させたオンライン申請環境だ。
スマートフォンとマイナンバーカードさえ手元にあれば、転出届の提出や各種子育て支援の手続きは自宅のソファから24時間いつでも完了する。「オンライン申請は手続きが複雑」という先入観を持つ人も多いが、現在のインターフェースは大幅に洗練され、入力不備があればその場でエラー表示が出るため差し戻しのリスクも減った。コンビニエンスストアに設置されたマルチコピー機からの住民票取得も、交付手数料が窓口より割安に設定されているケースが多い。市役所へ向かう前に「これ、スマホで終わらないか?」と自問することが、スマートな市民生活の第一歩だ。