Q1:散歩から帰るたびに市販の除菌ウェットティッシュで肉球を拭いても大丈夫ですか?
A1:アルコール(エタノール)や香料が含まれるウェットティッシュの使用は避けてください。強力な脱脂作用によって肉球の皮脂が根こそぎ奪われ、急速な乾燥とひび割れを招きます。散歩後の汚れ落としは、ぬるま湯で湿らせて固く絞った綿タオルで優しく包み拭きするか、アルコールフリーのペット専用ウェットシート、またはペット用ドライシャンプーを使用するのが鉄則です。
Q2:肉球クリームを塗った直後に、愛犬が気にしてすべて舐め取ってしまいます。効果はなくなりますか?
A2:塗布直後に完全に舐め取られてしまうと十分な保湿効果は得られません。対策として、犬が別の刺激に集中できるタイミング(ごはんを食べる直前、コングなどの知育トイを与える直前、散歩に出発する玄関先など)に手早く塗り込むのが最も効果的です。また、角質への浸透スピードが極めて速いジェルタイプを選び、数分間だけ優しくマッサージしながら気をそらす方法も推奨されます。
Q3:人間用のオロナイン軟膏やワセリンは、犬の肉球のひび割れに使っても良いですか?
A3:オロナインH軟膏などの人間用外用薬は、犬が舐め取った際の安全性が保証されていないため自己判断での使用は避けてください。純粋な白色ワセリンに関しては、無添加で生体不活性なため舐めても中毒の心配はほぼありません。ただし、ワセリンは「水分の蒸発を防ぐ蓋」の役割しか持たないため、乾燥が激しい肉球にはまず犬専用の保湿水やジェルを馴染ませてからワセリンを極薄く重ねるのが正しい活用法です。
Q4:肉球がカサカサしているだけでなく、赤く腫れて皮がむけています。靴下を履かせて様子を見てもいいですか?
A4:靴下を履かせて放置することは極めて危険です。皮がむけて赤くなっている場合、すでに細菌感染や真菌感染が起きている可能性が高く、靴下で密閉すると内部が蒸れて病原菌が爆発的に増殖します。歩行時に強い痛みを伴っているサインでもあるため、自己流の保護は行わず、直ちに動物病院を受診して抗生剤軟膏や適切な処置を受けてください。