行政側も街頭の安全を守るため、具体的な対策へ踏み出している。若者や観光客が殺到する渋谷区役所では、駅周辺の混雑緩和と安全確保を目的とした啓発運動と現場規制を強化中だ。ハロウィンやカウントダウンといった大型イベント時に限らず、通常の週末や夕方の時間帯においても巡回員による声かけを実施。看板を掲げて通行人の足を止めさせる行為に対し、安全上の観点から速やかな移動を促している。
自治体関係者は「表現活動やストリートカルチャーを一律に排除したいわけではない。しかし、通行妨害や犯罪の温床となるリスクを放置することはできない」と語る。地域社会の秩序と公共のスペースの安全をいかに両立させるか、都市管理の最前線で模索が続いている。