アルコール軟便の真実|飲酒翌日の下痢は腸内環境の悲鳴だった

アルコール軟便の真実|飲酒翌日の下痢は腸内環境の悲鳴だった

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「飲酒後の下痢には下痢止めを飲めばいい」——この考えは、実は大きな誤解である。下痢止めの多くは腸の蠕動運動を抑制する作用を持つが、アルコールによる下痢は体内から有害物質を排出しようとする防御反応でもある。むしろ下痢止めで無理に止めると、毒素が体内に留まり、アルコール腸炎や細菌感染を悪化させるリスクがある。特に発熱や血便を伴う場合は、絶対に自己判断で下痢止めを使用すべきではない。

また「ウコンを飲めば大丈夫」という説も、肝機能の保護には一定の効果が期待できるものの、腸内環境の悪化や浸透圧性下痢を防ぐことはできない。さらに「お酒に強い人は下痢をしない」というのも迷信だ。実際には、アルコール耐性低下は加齢や疲労、服薬によって誰にでも起こり得る。若い頃は平気だったのに、30代を過ぎてから飲酒翌日の軟便が常態化したというケースは、まさにこの典型である。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。