ネット上で常に検索される「おしゃかしゃま 早口 歌い方」や「おしゃかしゃま 歌詞 ふりがな」「おしゃかしゃま 歌詞 ひらがな」というクエリは、この曲の圧倒的な歌唱難易度を物語っています。カラオケで挑戦した者の大半が舌をもつれさせ、挫折を味わう理由は何でしょうか。最大の要因は、日本語を英語の音節(シラブル)感覚で解体し、16分音符の裏拍に詰め込むグルーヴにあります。
「烏(カラス)が増えたから殺します」から始まるAメロを攻略するためには、漢字の画数に囚われるのではなく、すべての音を均一な「ひらがな」のリズムとして捉え直す作業が欠かせません。日本語特有の平坦な発音ではなく、子音(k, s, tなど)を強くアタックさせ、母音の響きを意図的に省略するパーカッシブな発声が求められます。
また、検索キーワードに見られる「おしゃかしゃま 英語 部分」への関心も特徴的です。実際には歌詞の大部分が高度な日本語で書かれていますが、間奏直前の煽りやフロウの随所にネイティブ仕込みの英語的イントネーションが導入されているため、「まるで全編が英語のラップのように聴こえる」錯覚を生み出しています。英語圏での生活経験を持つ野田洋次郎だからこそ成し得た、言語の壁を融解させるボーカルアプローチです。
そして、この曲を語る上で絶対に外せないのが、ベーシスト・武田祐介による「おしゃかしゃま ベース スラップ」です。イントロから全編を牽引する強烈なプル(引っ張り)とサムピング(親指での叩き)、そしてライブの定番となっているギター(桑原彰)とベースのインタープレイ合戦。単なるバックバンドの枠を超え、ドラムの山口智史による変則ポリリズムと絡み合うことで、狂気的なスピード感と緊張感を構築しています。