2011年秋の新アニメ放送開始当初、大手ネット掲示板(5ちゃんねる等)やSNS、Yahoo!知恵袋などのコミュニティでは、キャスト変更に対して激しい反発の声が巻き起こりました。アニメファンの間で古くから愛されてきた「高橋ヒソカ」の完成度があまりに高かったため、浪川氏の新しい発声に対して「違和感がある」「軽すぎる」「前のねっとりした声が好きだった」という拒絶反応が先行したのです。
しかし、放送クールが進むにつれて視聴者の評価グラフは劇的な反転を見せ始めます。最初の転換点となったのは、ヒソカが本格的に念能力バトルを展開する「天空闘技場編」でした。腕を切り落とされても平然と奇術を披露するカストロ戦や、ゴンとの激突で見せた狂気の笑い声を通じて、浪川氏が表現する「予測不能なサイコパスの凄み」が視聴者の心を掴み始めます。
さらに「ヨークシン編(幻影旅団編)」から「グリードアイランド編」のドッジボール戦へと物語が進む頃には、ネット上の書き込みも「浪川ヒソカの底知れなさがクセになってきた」「旧作とは別物として完成されている」という肯定派が急増。リアルタイムの視聴者アンケートやファンの発信を時系列で追うと、当初7割近くを占めていた交代への否定的な反応は、シリーズ中盤以降には「どちらも甲乙つけがたい神キャスティング」というリスペクトへと昇華していきました。