手足口病は受診が必要?見逃し厳禁の危険サインと小児科受診の目安を徹底解説

手足口病は受診が必要?見逃し厳禁の危険サインと小児科受診の目安を徹底解説

手足口病は受診が必要?見逃し厳禁の危険サインと小児科受診の目安を徹底解説に関する知りたいポイントを初心者にも親しみやすくまとめました。詳細を読もうことができます。

「子どもの夏かぜだから」と高をくくっている大人が感染すると、想像を絶する苦痛に見舞われるケースが少なくありません。手足口病における大人の感染と重症化は、近年の臨床現場でも多数報告されています。大人は免疫応答が強すぎるため、子どもよりも高い確率で39℃前後の高熱を発し、手足の水疱がより深く、赤く大きく腫れ上がります。

ネット上のコミュニティやSNS、知恵袋の体験談でも、「足の裏全体にびっしりと水疱ができ、画鋲を踏み続けているような激痛でトイレにすら這って行った」「喉に無数の口内炎が開き、唾を飲み込むだけで激痛が走る」といった生々しい悲鳴が溢れています。大人の場合、痛みのピーク時にはタイピングやスマートフォンの操作、ペンを握ることすら困難になり、休業を余儀なくされる事例が日常茶飯事です。

さらに近年、コクサッキーウイルスA6型(CA6)の流行に伴い増加しているのが、治癒後1〜2カ月が経過してから手足の爪が根本から浮き上がって剥がれ落ちる「爪甲脱落症」という現象です。「病気自体はとっくに治ったはずなのに、子どもの手の爪がポロポロ剥がれてきた」とパニックになって皮膚科へ駆け込む保護者が後を絶ちません。これはウイルスの感染によって爪を作る爪母(そうぼ)の細胞分裂が一時的に停止したために起こる後遺症であり、数カ月かけて下から新しい爪が生えてくるため過度な心配は不要ですが、事前に知識を持っておくことで不要な不安を避けることができます。

なお、手足口病の潜伏期間は3〜5日程度です。主な感染経路は飛沫感染、接触感染、そして糞便を介した経口(糞口)感染です。ここで多くの人が陥る盲点は、「発疹が消えたからもう他人にうつさない」という思い込みです。ウイルスは症状が消失した後も、呼吸器(咳やくしゃみ)から1〜2週間、便の中からは2〜4週間にわたって排泄され続けます。治癒後も1カ月程度はオムツ替え後の徹底した手洗いを怠らない姿勢が不可欠です。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。