新潟県内で強い揺れが観測された際、まず確認すべきは震度・震源地の正確な位置と深さです。震源が新潟県中越地方、下越地方、上越地方、あるいは佐渡付近なのかによって、想定される被害形態は大きく異なります。内陸の極浅い場所(深さ約10km〜15km)で発生する直下型地震の場合、マグニチュードが比較的小さくても直上の地域では震度6弱から震度7に達する局所的な激震に見舞われるケースが目立ちます。
気象庁から発令される新潟地震の速報値においては、震源が海底である場合の津波警報・注意報の有無が最大の焦点となります。日本海側で発生する津波は、震源から海岸線までの距離が極めて近いため、太平洋側と比較して「第1波の到達時間が数分以内」と極めて早い特徴を持っています。沿岸部や河口付近にいる場合は、津波警報の発表を待たずに即座に高台や堅牢なビルの3階以上へ垂直避難を行う判断が命を分けます。
官邸危機管理センターや新潟県防災局が取りまとめるリアルタイム被災状況の集約データによると、発災直後は119番通報が急増し、救急・救助事案の優先順位付けが行われます。家屋の倒壊、ブロック塀の破損、火災の発生状況などは時間経過とともに全容が明らかになるため、断片的な未確認情報でパニックに陥ることなく、県や市町村が開設する災害対策本部の公式発表を追う姿勢が不可欠です。