世界的なインフレと円安に伴う食材費の高騰は、医療・介護食の現場に直撃している。入院時食事療養費などの公定価格に縛られるこの業界において、コストの上昇を安易に価格転嫁することはできない。ここで威力を発揮するのが、全国に展開する巨大な調製施設「セントラルキッチン」だ。
一括仕入れと高度に自動化されたラインでの大量調理により、食材のロスを極限まで削減。さらに、最新の急速冷凍技術により、栄養価と風味を損なうことなく長期保存が可能となった。配送網の最適化も進められ、二酸化炭素排出量の削減と物流コストの抑制を同時に実現している。