阪急9000系の真価を徹底解剖!9300系・1000系との違いと内装の秘密

阪急9000系の真価を徹底解剖!9300系・1000系との違いと内装の秘密

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阪急9000系は、走行性能と環境性能の面でも当時の最先端技術が結集されています。主変換装置にはIGBT素子を用いたVVVFインバータ制御を採用。日立製作所製アルミダブルスキン車体「A-train」工法と遮音材の緻密な配置により、車内騒音は従来の5000系や7000系と比較して劇的に低減されました。

走行メカニズムにおける注目点は、製造年次による制御機器のバリエーションです:

  • 東芝製VVVFインバータ(純電気ブレーキ対応):起動時・停止時のショックが極めて少なく、低速域から高速域まで滑らかな加減速を実現。
  • 東洋電機製造製VVVFインバータ:独特の高周波励磁音を響かせながら、力強い加速トルクを発揮。

最高速度は神戸線特急で115km/h、宝塚線急行で100km/hに設定されており、加速度は2.6km/h/sを誇ります。高速域での直進安定性を保つため、台車にはヨーダンパが装着され、六甲山麓を駆け抜ける高速走行時でも横揺れが極限まで抑えられています。レールファンのみならず一般乗客からも「揺れが少なく、車内で本やスマートフォンが見やすい」と評される乗り心地の良さは、この足回りの設計に起因しています。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。