陣馬形山キャンプ場の最大の価値は、サイトから数分登った先にある陣馬形山山頂展望台からの景観美に集約されます。東に南アルプス(赤石山脈)、西に中央アルプス(木曽山脈)がそびえ、中央を天竜川が貫流するダイナミックな断層地形は、日本国内でも類を見ないスケール感を誇ります。
息をのむような雲海と遭遇するためのベストシーズンは、放射冷却によって夜間から早朝にかけて地表が急激に冷え込む10月中旬〜11月下旬、および4月〜5月です。発生条件としては「前日に降雨があり湿度が高いこと」「当日早朝が快晴かつ微風であること」「昼夜の寒暖差が10度以上あること」の3要素が揃ったタイミングが最も高確率とされています。
日が沈むと、眼下に広がる駒ヶ根市や飯島町、中川村の夜景が灯り始め、標高1,445mの澄んだ空気によって星空と市街地の明かりがコントラストを成します。街灯のない暗闇の中で見上げる満天の天の川と、足元で瞬く街並みの共演は、一度体験すると忘れられない強烈な引力を放っています。