消毒の工程を省くにあたって、絶対に怠ってはならないのが「物理的な洗浄」と「速やかな乾燥」です。ミルクに含まれる乳脂肪分やタンパク質は雑菌の大好物であり、わずかでも洗い残しがあるとバイオフィルム(菌の膜)が形成されてしまいます。
以下の衛生管理のポイントを徹底してください。
1. 飲ませたら放置せずすぐに水ですすぐ
飲み残したミルクをそのまま放置すると、底や乳首の内側に汚れが固着してしまいます。すぐに洗えない場合でも、まずは流水でざっと流しておくことが大切です。
2. 哺乳瓶専用ブラシと洗剤で細部まで洗う
食器用洗剤または植物性の哺乳瓶専用洗剤を泡立て、瓶の底のカーブにフィットする専用スポンジブラシでしっかりこすり洗いします。特に乳首の吸い穴や空気弁の周辺は汚れが溜まりやすいため、乳首専用の極細ブラシを使って優しく、かつ確実に洗い流しましょう。
3. 洗浄後は風通しの良い場所で完全に乾燥させる
濡れたまま密閉容器や湿気の多い場所に放置すると、雑菌が急激に繁殖します。水切りスタンドや清潔なタオルの上に逆さまに立て、風通しの良い清潔な場所で完全に乾かすことが、消毒以上の防菌対策になります。
4. スポンジ自体の衛生状態にも気を配る
哺乳瓶を洗うスポンジ自体が古く汚れていては本末転倒です。家族の油汚れを洗うスポンジとは明確に分け、定期的に新しいものへ交換してください。