SHISHAMOの楽曲における最大の魅力は、宮崎朝子の手首のスナップを活かしたキレ味抜群のギターワークにあります。ただコードを押さえてジャカジャカと鳴らすだけでは、「君と夏フェス」特有の軽快な疾走感は生まれません。
基本となるストロークパターンは、16ビートのシャッフルを感じさせつつもしっかりとタイトに刻むスタイルです。具体的には「ジャン・ツク・ジャン・ツク」といったように、実音を鳴らすタイミングと、左手の力を一瞬抜いて弦をミュートした状態で弦を擦る「ブラッシング音(チャッという打楽器的な音)」を交互に組み合わせます。
イントロのTAB譜で登場する印象的なリフは、4弦から2弦を中心とした複音カッティングです。ここでの鉄則は、「鳴らしたい弦以外は左手の他の指で触れてミュートしておくこと」です。右手は迷わず全弦を振り抜くようにストロークすることで、狙った音だけがクリアに飛び出し、かつパーカッシブなアタック感が加わります。メトロノームを使ってテンポをBPM 100程度まで落とし、右手の振りを絶対に止めない「オルタネイトピッキング(上下運動の継続)」を身体に染み込ませてください。