購入時や履き替え時に最も多くのドライバーが直面するのが、「16インチと17インチのどちらを選ぶべきか」という選択の悩みです。見た目のスタイリッシュさを重視するならプリウスαツーリングセレクション17インチ仕様に軍配が上がりますが、日常の実用域では明確なトレードオフが発生します。
まず乗り心地の面では、タイヤの側面の厚み(ハイト)が大きい16インチ(205/60R16)が圧倒的に有利です。路面の段差やマンホールの継ぎ目を越える際の衝撃吸収性に優れ、後席の同乗者から「突き上げがマイルドで酔いにくい」と評価される場面が目立ちます。一方の17インチ(215/50R17)はサイドウォールがたわみにくいため、カーブでのロールが抑えられ、高速道路でのレーンチェンジ時にカチッとした接地感をもたらします。
実燃費における差も無視できません。複数の実走テストデータによれば、タイヤ幅が10mm広く転がり抵抗が増加しやすい17インチは、16インチと比較してリッターあたり約0.8〜1.5km/Lほど燃費が低下する傾向が確認されています。年間に1万5000km以上を走る営業車やロングツアラーにとって、この燃費差とタイヤ自体の価格差は家計へじわじわと影響を及ぼします。