ムラオの宝塚ブログの辛口評価は、時として劇団のキャスティングやスターの技術面(歌唱力・滑舌・芝居の深みなど)にも容赦なく向けられます。宝塚歌劇団の観劇レポとしてこれほど辛辣な意見が書かれれば炎上しそうなものですが、実際には毎回の記事が膨大なPVを稼ぎ出します。
この現象の背景には、ファンの心理的欲求である「アンビバレンス(両価性)」が存在します。ファン自身も心のどこかで「今回の作品は脚本が粗いのではないか」「実力に対して抜擢のスピードが速すぎるのではないか」と疑問を抱きつつも、公式SNSやオープンなコミュニティではスターへの配慮から本音を吐露できません。そうした言語化しづらいファンの違和感をムラオ氏が代弁しているからこそ、読者は時に反発を覚えながらも更新通知を追ってしまうのです。