山崎樹範を語る上で絶対に外せないのが、声優としての卓越した実績です。アニメーション作品における彼の代表作といえば、2005年に放送された大ヒットロボットアニメ『交響詩篇エウレカセブン』のドミニク・ソレル役です。
塔州連邦軍の特務大尉でありながら、ヒロインの一人であるアネモネに対して不器用ながらも命懸けの献身的な愛を捧げるドミニク。山崎の持つ人間味あふれる温かな声質と、感情が極限まで高まったときの魂の叫びは、アニメ史に残る数々の名シーン(特に第48話「ボルサリーノ・2」など)を生み出しました。
また、初期の代表作であるアニメ『メダロット』(天領イッキ役)をはじめ、専業声優に引けを取らない滑舌と豊かな感情表現は、監督や音響監督からも絶賛されています。俳優が声優を務める際に生じがちな違和感を一切感じさせず、キャラクターの内面に寄り添うアプローチは、今なお多くのアニメファンから敬愛されています。