東京から名古屋への移動において、多くの旅行者やビジネスパーソンが直面するのが「新幹線か、高速バスか」という選択です。東海道新幹線「のぞみ」を利用した場合、東京〜名古屋間の所要時間は約1時間35分、片道普通指定席料金は約11,300円前後となります。一方、高速バスは昼行便で約5〜6時間、夜行便で約6〜7時間を要するものの、運賃は閑散期で2,000円〜3,500円、繁忙期や高級シートでも6,000円〜9,000円程度に収まります。
この劇的な価格差が生じる最大の理由は、インフラ維持コストと輸送構造の違いにあります。新幹線は専用の高架・軌道・電力設備を自社で維持管理する必要があるのに対し、高速バスは公的インフラである高速道路を活用して運行されます。さらに夜行バスの場合、目的地への移動と同時に「一泊分の宿泊費」を兼ねられるため、現地での滞在費を含めたトータルコストの削減効果は極めて大きいと言えます。