体操競技界において、国際武道大学に対してしばしば抱かれる先入観の一つに「武道大学という名称なのだから、柔道や剣道以外は片手間の扱いなのではないか」という誤認があります。しかし、これは大学の歴史的経緯と学問体系を知らないことから生じる大きな誤解です。
国際武道大学は、日本古来の武道精神を根底に置きつつも、その本質は体育学部の単科大学としてスポーツ医科学全般を網羅する高等教育機関です。器械体操は、あらゆるスポーツの基礎となる「身体操作能力」「柔軟性」「空間把握能力」を養う上で不可欠な競技として、カリキュラム上でも極めて重要視されてきました。
また、「過去に暴力や過度なしごきがあったのではないか」という過去の経緯に関するネット上の噂についても、取材の結果、現在では完全に否定されるべきものです。現代のスポーツ界のコンプライアンス遵守基準に沿って、同部でも暴力・ハラスメントの根絶が徹底されており、指導員と部員の双方向コミュニケーションに基づいた安全管理体制が敷かれています。「厳しい体育会」という昭和のイメージは完全に刷新され、科学的根拠に基づいた近代的なアスリート教育へと変貌を遂げています。