平塚共済病院の屋台骨となっているのが、24時間体制で重篤な循環器疾患に立ち向かう心臓血管センターだ。狭心症や心筋梗塞、大動脈解離といった一刻を争う救急要請に対し、カテーテル治療や緊急手術を迅速に行える体制を常に維持している。現場の医師や看護師、臨床工学技士のシームレスな連携は、湘南西部地域における心血管治療の最後の砦として揺るぎない信頼を集めている。
一方で、どの診療科にかかるべきか判断がつかない複合的な症状や初期診断の難問をクリアするのが総合診療科の役割だ。病院長が掲げる「患者中心の全人的医療」を具現化する部署であり、細分化された専門診療科への橋渡し役として極めて高い機能を発揮している。専門特化型の心臓血管センターと、間口を広く構える総合診療科のハイブリッド構造こそが、重症患者の救命率向上を支える心臓部といえる。