TBS緑山スタジオの名を世界規模で轟かせている最大の要因は、スポーツエンターテインメントの最高峰『SASUKE』の収録現場であることです。
1997年の放送開始以来、名もなき挑戦者からオリンピックメダリスト、さらには世界各国から集結するトップアスリートたちが挑んできた「鋼鉄の魔城」。その巨大な特設ステージが組まれる場所こそが、緑山スタジオの屋外オープンセットエリアです。普段は何もない広大な敷地に、数週間をかけて巨大なタワーや難関エリアが建設され、深夜から早朝に及ぶ過酷な収録が行われます。出場者たちが流した涙と歓喜の汗が染み込んだこの地は、世界中のSASUKEファンから「聖地・MIDORIYAMA」と称賛されています。
また、日本のテレビドラマ黄金期を支えたTBS緑山スタジオ ドラマ撮影ロケ地としての功績も極めて大きなものです。
- 『金曜日の妻たちへ』シリーズ:1980年代に大ブームを巻き起こし、周辺の美しい街並みとともに緑山スタジオのセットが作品の質感を決定づけました。
- 『男女7人夏物語』『男女7人秋物語』:トレンディドラマの先駆けとなった名作も、スタジオ内の緻密なセットワークから誕生しました。
- 『渡る世間は鬼ばかり』シリーズ:長年にわたりお茶の間を魅了した橋田壽賀子ドラマの代表格。名物となった「おかくら」のセットなどが常設的に組まれていました。
- 日曜劇場をはじめとする現代の大作ドラマ:『半沢直樹』や『VIVANT』など、重厚な世界観を構築する美術セットの多くが同スタジオの大型スペースで設計されています。
当時の制作スタッフや出演俳優の手記・インタビューでも、「緑山に入ると独特の緊張感と、ドラマ作りに没頭できる特別な空気がある」と語られており、日本のエンターテインメント史を形作ってきた母体であることが窺えます。