実際にRCを所有しているオーナーたちの評価を分析すると、満足度は「使用目的の明確さ」によって真っ二つに分かれます。
モータースポーツ競技者や週末サーキット派からは、「余計な電子制御や重い純正パーツを外す手間が省け、最初から自分好みのロールケージやバケットシートを組める最高のベース車」「軽量ボディのおかげでブレーキの熱ダレが少なく、タイヤの持ちも良い」と極めて高い評判を獲得しています。
購入検討者が最も気にする乗り出し価格の実態はどうでしょうか。RCの車両本体価格は約350万〜380万円前後(6MT/8DAT仕様による)ですが、競技用オプション(クーリングパッケージやブレーキ変更)、諸費用、フロアマットなどの最低限の付属品を含めると、実質的な初期費用は総額400万円前後が一つの目安となります。
最新の納期事情に関しては、トヨタの生産体制最適化と継続的なライン稼働により、初期のような数年待ちの極端な混乱は緩和されつつあります。しかし、GRヤリス自体が専用ライン(GR Factory)で職人の手作業を交えて組み立てられる特殊な車両であるため、一般の量産コンパクトカーと比べれば依然として半年から1年程度の納車待ちが発生するケースが珍しくありません。特にGR-DATモデルやモータースポーツハイシーズン前の発注タイミングには注意が必要です。