かつてデニーズが営業していた駅前界隈を現地調査すると、昭和から平成にかけて親しまれた街並みは急速にその輪郭を変えています。デニーズ名駅西口店が入居していた敷地周辺は、駅前広場の拡張工事や再開発ビルの建設プロジェクトに組み込まれ、往時の面影はほとんど残されていません。
「仕事で久々に名古屋へ降り立ち、朝食を食べようと太閤通口を出たら風景が一変していて途方に暮れた」というビジネスパーソンの声がSNS上でも頻繁に見受けられます。現場周辺では工事用フェンスや真新しいビジネスビルが立ち並び、リニア開業を見据えた広場機能の強化やホテル開発が急ピッチで進捗しています。
セブン&アイ・フードシステムズの出店情報および開発計画を追跡調査したところ、現時点で「デニーズ名駅西口店」としての同地への再出店計画は存在しません。駅前の一等地に広い厨房と客席スペースを要するロードサイド型に近いファミレスが単独で戻ってくる可能性は極めて低く、同エリアの商業施設群はより高効率なホテル付帯レストランや特化型カフェへとシフトしています。