なぜ相対度数が必要なのか。その理由は「比較」のしやすさにあります。
たとえば、Aクラス(40名)とBクラス(25名)で、80点以上の生徒数を比べるとします。Aクラスが8名、Bクラスが5名だった場合、人数だけで比較するとAクラスの方が多く見えます。しかし、それぞれの「度数 ÷ 全体の度数」を計算してみましょう。
Aクラスの相対度数は「8 ÷ 40 = 0.20」。Bクラスの相対度数も「5 ÷ 25 = 0.20」です。全体に対する割合で比較すると、両クラスにおける高得点者の比率はまったく同じ20%であると判明します。これこそが、相対度数を算出する最大の価値です。
計算時に発生しやすいのが端数処理のミスです。小数を四捨五入した結果、全体の合計が「0.99」や「1.01」になってしまい焦るケースは少なくありません。試験やレポートでミスをゼロにする裏ワザは、最後に必ずすべての相対度数を足し合わせる習慣をつけることです。もし1からズレている場合は、最も切り捨て・切り上げの境界に近かった階級の端数処理を微調整するルールを頭に入れておきましょう。