雷対策を巡っては、インターネットやSNS上でまことしやかに語られる多くの誤解が存在します。間違った知識に頼っていると、いざという時に致命的な被害を招きます。
誤解1:「一戸建てには避雷針がついているから安全」
建築基準法第33条において、一戸建て 避雷針 設置義務が課されているのは「高さ20メートルを超える建築物」のみです。一般的な2階建て・3階建ての木造住宅は高さ10メートル前後のため、法律上の避雷針設置義務はありません。標準的な分譲住宅地の戸建てには避雷針が付いていないケースが大半であり、「我が家には避雷針があるから直撃雷も平気」というのは完全な思い込みです。
誤解2:「雷が鳴ったら急いでコンセントを抜けば万全」
「雷が鳴ったら コンセント抜く」という対策自体は物理的に正しい遮断法ですが、「すでに頭上でゴロゴロ激しく鳴り響いている最中」にコンセントへ手を伸ばす行為は極めて危険です。まさにプラグを引き抜こうとしたその瞬間に誘導雷が配線を直撃した場合、コンセント口から数千ボルトのアーク放電が飛び、致死レベルの感電事故に繋がります。プラグを抜く安全なタイミングは「遠くでかすかに雷鳴が聞こえ始めた段階」までです。すでに頭上で雷が鳴っている場合は、配線周りには一切触れず、物理的に離れるのが鉄則です。