国際海事機関(IMO)が掲げる温室効果ガス(GHG)削減目標は、年を追うごとに厳格化している。特に2026年は、既存船に対する燃費性能規制(EEXI)や炭素強度指標(CII)の格付けが本格的に実務へ影響を与えるフェーズに入った。基準を満たさない船は、減速運航を強いられるか、市場からの退場を迫られる。
この逆風を、地方の造船所はどう乗り越えるべきか。多くの造船所が設備投資の判断に迷うなか、大分の地で培われた技術力が今、新たな価値を生み出そうとしている。求められているのは、従来の重油燃料に頼らない、新しい時代の船だ。